高校生・大学生のとき知りたかった社会のこと
社会人になってみて。
学生のときに誰か教えて欲しかったなあ...と思うことが3つあります。
1. できる限り評価の高い大学へ
理由は、前提として「人の能力を測るのは難しい」ため、現在から近い実績がその人の格付け指標に使われ、学歴が良いと選択肢が多いため。学歴は、なんだかんだ20代までは便利です。
ビジネスの経験のない学生の採用は、全てポテンシャルです。そのポテンシャルを一定担保するのが学歴。実際は東大にもレベルの低い人もいれば、高卒でも抜群に優秀な方もいるのですが、そのイレギュラーを精査するほど時間がないので、学歴でばさっといきます。
僕が今高校に戻れるなら、親に土下座するか奨学金でアメリカかイギリスの大学に行きます。無理なら東大、一ツ橋、早慶。
2. 大学ではビジネスに近いことをする
遊んでも良いです。が、同時にビジネスに近いことをやったほうが良いです。なぜなら、社会に出るときに評価され、選択肢が広がるからです。ビジネスに直結すればするほど◎です、ビジネスマンが仲間にする人を探す時の気持ちになってみて下さい。
※なお、体育会や部活で圧倒的成果を出せる人はそれに集中で全く問題ありません
適当ですが
ビジネスの立ち上げ、Tech Campへの参加、留学、海外インターン、長期インターン、短期でも有名企業のインターン参加、ビジコンで受賞 などです。
残念ながら利益を出さない学生団体とか、意識高いっぽい経済サークルみたいのは上記に比べると通常評価されません。ボランティアも人間的成長には大変有効ですが、ビジネスにならないと継続性が保てないので、やはりビジネスを知るべきと思います。
またサークルは居場所確保のため入っておくべきですが、仲間や異性との交流や団結が楽しさである人は、上記に時間を費やす過程で仲間がたくさんでき、同じように楽しめるので問題ありません。
3. できる限りネームバリューのある会社へ
1と全く同じ理由なのですが、次に転職をする際にある程度レベル感を証明する指標になるからです。実際は必ずしも優秀とは≠なのですが、銀行が大企業所属であればいくらでもお金を貸すように、大きな信用(その人自身や、経済力に対して)を得ます。
ベンチャーが流行っていますが、僕は一般的には大企業に行くべきと思います。理由は、大企業→ベンチャーと、ベンチャー→大企業で、後者のほうが難しいからです。
前者が比較的容易な理由は、ベンチャーは成長が変動的なため人員計画が追いついておらず慢性的な人手不足であり、かつ倍率も相対的に低いため、結果選考難易度が低いから。
後者が比較的難しい理由は裏返しで、十分な人員を確保しており、倍率も高く、選考難易度が高いこと。さらにトップ大企業になればなるほど新卒で優秀層をとって育成しているから中途半端な中途はいらないことと、ベンチャー出身は規模の大きな会社のメカニズムに慣れていないこと、ベンチャー企業への無意識の差別意識などが、人それぞれですがあります。
なので、起業するなど自分の人生を自分の力で生き抜く覚悟がある人以外は、ベンチャーに行かないほうが合理的判断かな、と思います。